冬の詩のカテゴリ記事一覧

日々のくらしに季節の彩りを……
春夏秋冬を感じさせる詩を、四季ごとにまとめました。
国語の教科書にのっているような、有名詩人の作品が中心です。

カテゴリ:冬の詩

冬の詩のカテゴリ記事一覧。日々のくらしに季節の彩りを……
春夏秋冬を感じさせる詩を、四季ごとにまとめました。
国語の教科書にのっているような、有名詩人の作品が中心です。
室生犀星 「切なき思いぞ知る」(詩集『鶴』より)

冬の詩
切なき思ひぞ知る 我は張り詰めたる氷を愛す。 斯る切なき思ひを愛す。 我はその虹のごとく輝けるを見たり。 斯る花にあらざる花を愛す。 我は氷の奥にあるものに同感す、 その剣のごときものの中にある熱情を感ず、 我はつねに狭小なる人生に住めり、 その人生の荒涼の中に

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金子みすゞ 「大晦日と元日」「夢売り」(『金子みすゞ全集』より)

冬の詩
大晦日と元日 兄さまは掛取り、 母さまはお飾り、 わたしはお歳暮。 町じゅうに人が急いで、 町じゅうにお日があたって、 町じゅうになにか光って。 うす水いろの空の上、 鳶(とんび)は静かに輪を描(か)いてた。 兄さまは紋付き、 母さまもよそゆき、 わたしもたもとの。

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金子みすゞ 「山茶花」「郵便局の椿」「積もった雪」「淡雪」(『金子みすゞ全集』より)

冬の詩
山茶花 居ない居ない ばあ! 誰あやす。 風ふくおせどの 山茶花(さざんか)は。 居ない居ない ばあ! いつまでも、 泣き出しそうな 空あやす。 郵便局の椿 あかい椿が咲いていた、 郵便局がなつかしい。 いつもすがって雲を見た、 黒い御門がなつかしい。 ちいさな白い前

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立原道造 「のちのおもひに」(詩集『萱草に寄す』より)

冬の詩
のちのおもひに 夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に 水引草に風が立ち 草ひばりのうたひやまない しづまりかへつた午さがりの林道を うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた ――そして私は 見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を だれもき

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高村光太郎 「冬が来た」(詩集『道程』より)

冬の詩
冬が来た きつぱりと冬が来た 八つ手の白い花も消え 公孫樹(いてふ)の木も箒(ほうき)になった きりきりともみ込むような冬が来た 人にいやがられる冬 草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た 冬よ 僕に来い、僕に来い、 僕は冬の力、冬は僕の餌食だ しみ透れ、つきぬ

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高村光太郎 「樹下の二人」(詩集『智恵子抄』より)

冬の詩
樹下の二人 ――みちのくの安達が原の二本松松の根かたに人立てる見ゆ―― あれが阿多多羅山(あたたらやま)、 あの光るのが阿武隈川。 かうやつて言葉すくなに坐つてゐると、 うつとりねむるやうな頭の中に、 ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります。 この大きな

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中原中也 「汚れつちまつた悲しみに……」(詩集『山羊の歌』より)

冬の詩
汚れつちまつた悲しみに…… 汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる 汚れつちまつた悲しみは たとへば狐の革裘(かはごろも) 汚れつちまつた悲しみは 小雪のかかつてちぢこまる 汚れつちまつた悲しみは なにのぞむ

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萩原朔太郎 「竹」(詩集『月に吠える』より)

冬の詩
竹 ますぐなるもの地面に生え、 するどき青きもの地面に生え、 凍れる冬をつらぬきて、 そのみどり葉光る朝の空路に、 なみだたれ、 なみだをたれ、 いまはや懺悔をはれる肩の上より、 けぶれる竹の根はひろごり、 するどき青きもの地面に生え。 竹 光る地面に竹が生え、

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三好達治 「雪」(詩集『測量船』より)

冬の詩
雪 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。 作者と作品について 作者三好 達治(みよし たつじ) 1900年(明治33年)~1964年(昭和39年) 大阪府大阪市生まれ 作品「雪」は詩集『測量船』に収められています。 国語の授業な

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宮沢賢治 「冬と銀河ステーシヨン」(『心象スケッチ 春と修羅』より)

冬の詩
冬と銀河ステーシヨン そらにはちりのやうに小鳥がとび かげろふや青いギリシヤ文字は せはしく野はらの雪に燃えます パツセン大街道のひのきからは 凍つたしづくが燦々(さんさん)と降り 銀河ステーシヨンの遠方シグナルも けさはまつ赤(か)に澱んでゐます 川はどんどん氷(ザ

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ふだんはOLをやっているアラフォーです。
家の本棚には詩集がずらっと並んでいるほど、詩がすきです。
最近は俳句にも興味をもっています。
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